【ビルジャックの評判と口コミ】原材料にBHAがあるのはマイナス

アメリカでドッグフードの先駆けともなったビルジャックのドッグフード。製品名はもちろん、開発者の名前そのままです。老舗とはいえ、犬の栄養学やドッグフードの素材に関する社会的な流れを受け入れ、改良を重ね、長きにわたって愛用されているドッグフードです。

特にアメリカでは、ディズニー映画出演のスター犬、ユニバーサル スタジオで活躍のスター犬、アメリカテレビ番組のスター犬をトレーニングしていることで有名なゲリー・ジェロー氏がこの製品を愛用し、称賛している事からも安定した人気を誇る製品です。

ビルジャックのドッグフードの特長は、アレルギー症状に考慮して鶏肉をベースにして作られているという点にあります。しかも、人間が食べることのできる新鮮で高品質の鶏肉を使うなど、原材料には徹底してこだわっています。

さらには独自技術であるアミノヘルス製法により、低温度で製造していますので、製造中に栄養成分が抜け落ちるということがありません。一般的なドッグフードは、調理の過程で脂肪分が溶け落ちるため、原材料には必ず脂肪分が入りますが、ビルジャックのドッグフードでは脂肪は鶏肉から自然に出てきますので、脂肪の添加はありません。

同様にアミノ酸や旨味もそのまま使えますので、添加している栄養素はビタミンとミネラルだけです。ここまでの内容ですととても優れたドッグフードに思えるのですが、すぐれたドッグフードとしてアピールするのはどのメーカーもしていることです。

ここではメーカーの主張に引きずられることなく、純粋にドッグフードの成分や原材料、そして実際に使用した人の口コミなどを参考に、ビルジャックを評価していきます。

ビルジャックドッグフードの成分と原材料

日本では動物病院で購入できる「ビルジャック」ドッグフードの原材料は下記の通りです。

名称ドッグフード(総合栄養食)
原産国アメリカ
賞味期限
原材料新鮮な鶏肉、鶏の副産物(アルギニン源である新鮮な鶏肉の内臓のみ(鶏の肝臓を含む))、とうもろこしのミール、鶏の副産物のミール、オートミール、乾燥甜菜果肉、山芋、醸造用乾燥イースト、亜麻仁、DL-メチオニン、L-リジン、乾燥ブルーベリー、乾燥クランベリー、乾燥りんご、乾燥ブロッコリー、プロピオン酸ナトリウム、混合トコフェロール、ビタミンA酢酸塩、ビタミンD3補強剤、ビタミンE補強剤、リボフラビン補強剤、ナイアシン、ビオチン、塩化コリン、葉酸、硝酸チアミン、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、アスコルビン酸、ビタミンB12補強剤、パントテン酸D-カルシウム、酸化マンガン、イノシトール、BHA、硫化鉄、硫酸銅、酸化亜鉛、炭酸コバルト、ヨウ化カリウム、亜セレン酸ナトリウム、ローズマリー抽出物
成分粗タンパク質:26.0%以上
粗脂肪:15.0%以上
粗繊維:4.0%以下
水分:10.0%以下
アルギニン:1.25%以上
ロイシン:1.50%以上
リジン:1.10%以上
メチオニン :0.50%以上
オメガ6脂肪酸:2.50%以上*
オメガ3脂肪酸:0.25%以上*
*印がついている成分は、AAFCOドッグフード栄養素概要で定める必須栄養源としては認識されていません。
給与方法パッケージに記載あり
取扱業者株式会社ビージェイマーケティングシステムズ

第2原料の鶏の副産物は「鶏肉の内臓のみを使用」ということなので、安心できます。ただ、それとは別に鶏副産物ミールが使われていて、それに関しては詳細な記載がありませんので、鶏の様々な部位が使われていると考えられます。

また、果物が数種類入っていますが、生の果物でないのが残念なところです。さらにはとうもろこしミールやオートミールなどの穀物も使われていますので、最近の流行りであるグレインフリーの流れからも外れてしまいます。

他にも聞いたことのない原材料が使われていますが、これらのほとんどはビタミンとミネラルですので、特に気にする必要はありません。ただし、酸化防止剤としてBHAを使用しているのが気になります。

BHAは危険性が高い酸化防止剤ですので、プレミアムドッグフードの原材料としてはふさわしくありません。安全性を考えると鶏副産物ミールを使っていることと合わせて、厳しい評価になってしまいます。

栄養成分としては粗タンパク質の量が26%以上もあり、筋肉の健康をサポートするロイシンやリジンなども含まれています。また、天然のオメガ3、オメガ6も含まれ、成分表示としては申し分ない内容のハイプレミアムフードです。

市販のドッグフードの中には、この「オメガ6」のみの配合という製品も多く見られ、犬は体内でこの栄養素を作り出す事が出来ないため、知らぬ間に栄養バランスを崩してしまうことがあります。ビルジャックの場合、この両方が配合されていますのでバランスよく摂ることができます。

その他、粒の形状は高評価です。細長い円筒型の粒の形状はなかなか他社製品では見かけないものです。この形状は、噛みやすい事もあり、小型犬やシニアにも向いています。

ビルジャックの口コミ

  • 動物病院おすすめなので、与えています

    食べ物の好き嫌いが激しく、市販のフードはほぼすべて食べつくしてしまった状態なので、今はかかりつけの病院で進められたビルジャックを与えています。まずは、好き嫌いの克服が最優先なので。

  • アメリカで評判なので

    アメリカはペットに関して、日本よりも関心が高いと有名なので、本当に悪い製品なのであれば、とうに淘汰されていると思います。アメリカのロングセラー商品という事で定期的に購入し、与えています。

  • 粒の形状が気に入っています

    とても食が細く、大きな粒のドッグフードが苦手なので、たどり着いたのがビルジャックの粒の形です。まるで小動物のフードのような形状で、我が家の愛犬には向いているようです。

数ヵ月与えての感想:人間の指で潰せる程の固さなので、歯や顎が鍛えられないと思います。奥歯に挟まる様で歯石も付きやすいです。1食で与える量を電話で確認してから与えていましたが、あまりにも少ない為少し増やして与えていました。しかし定期健診で痩せてると指摘されました。確かに毛艶は良くなりますが、それ以外は特段良くもありません。2袋購入しましたがリピートなしです。噛む力も必要なさそうなので老犬には良いかもしれません。

食いつきは良いですが、このドッグフードは、与え方が難しいのです。カロリーが高いので、与える量を考えなければ、わんちゃんの体重の増加に関係してきます。ブリーダーさんから教えて頂いたのは、わんちゃんの脳の大きさ分を与えれば大丈夫だと教えて頂きました。なので少しの量で充分な栄養がとれる餌だということです。

ビルジャックの評価

新鮮な素材、必須栄養素の配合、食べやすい形状と高評価なポイントも多々あるのですが、原材料として「BHA」が使用されている点は、やはり大きなマイナスポイントと言えます。BHAは犬が接取する事での危険性が明らかになっています。

健康上問題のない量しか含まれていないとは思いますが、実際にどれくらいの量が含まれているのか分かりません。仮に本当に微量だったとしても、飼い主さんとしては不安が生じるものです。さらに穀物も使用していますので、ワンちゃんの消化器官に負担をかけてしまいます。

とはいえビルジャックは、穀物もBHAも危険性についてはきちんと把握しています。そのうえで問題ないとして使用していますので、この点に関しては飼い主さんが可否を判断してください。

また、販売先が日本では動物病院もしくは一部のペットショップなどに限られている事から、地域によっては入手が困難な場合もあるでしょう。購入に際して何かと手間や送料などの費用がかかるので、「主食」にするのは難しい製品でもあります。

アメリカ合衆国で65年もの歴史があるドッグフードですので、粗悪なものではないのは確かですが、ここ数年でドッグフードの主流に変化があり、ビルジャックよりも魅力的なドッグフードがいくつも発売されています。

2.7kgで4,990円もする高級なドッグフードですが、同じような価格帯でグレインフリーかつ危険な保存料を使っていないドッグフードもあります。そう考えると、数あるドッグフードの中から、あえてこの製品を選ぶ必要はありません。

以上が、動物病院で買えるプレミアムドッグフード「ビルジャック」に関する評価です。