ドッグフードのタイプ別特徴と種類

手軽に与えられ、栄養バランスも考えられているのがドッグフードです。ドッグフードは下記に紹介しているように水分保有量によってドライ、モイスト、ウェットなどに分類されます。数多いフードの中からどれを選べばいいのでしょうか。選ぶ際のポイントを知っておきましょう。

ドッグフードには「総合栄養食」と「一般栄養食」と明記されているものがあります。犬の食事に必要なタンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルがバランスよく配合されているのが「総合栄養食」です。毎日の食事を与えるなら総合栄養食と明記されたフードを選びましょう。

また、犬の年令によっても必要な栄養素には違いがあります。獣医師と相談しパピー用や成犬用、シニア犬用途年齢に合わせたものを選びましょう。

ペットフード安全法によって原材料の表示は義務付けられています。ドッグフードのパッケージに記載されている原材料のほかフードに含まれている内容もよくチェックしましょう。

食事を与える量は体の大きさなどによっても違いますが、パッケージに明記されている量を目安にしましょう。

与える回数は生後四ヶ月までは一日分の量を5〜6回に分けて、半年までは3〜4回に分けます。成長に合わせて回数を減らしていきましょう。成犬以降は1日2回が一般的ですがあくまで目安でも有り、決まっているわけではありません。

ドッグフードの種類

ドッグフードの分け方には、水分含量別、ライフステージ別、目的別、形状別、容器別の分類などがあります。

水分含有量で分ける

1.ドライタイプの特徴

ドッグフードの中で最も普及しているのは、このドライタイプです。肉類、穀類などをバランスよく配合して固め、乾燥させてあるので、保存しやすく、与える時の手間もかかりません。種類が豊富で値段も求め易い範囲に設定されたものが多く、スーパーなどで簡単に入手することができます。

犬がカリカリと噛み砕いて食べることで、歯石の予防になったり、アゴの骨を丈夫に保つことにつながったりするので、獣医さんにはこのドライフードをすすめる人が多いようです。

注意点は、どんな素材が使われているかです。あまりにも安価なドライフードの原材料には、粗悪な肉類が使われていたり、化学物質がたくさん添加されていたり、油分が多すぎるなど、問題点が多いとの指摘もあります。

毎日与えるものですから、購入する際には原材料表示をしっかりチェックして、できれば、メーカーのホームページなども見て、どんなコンセプトに基づいて作られたフードなのか、どこで作られているのかなども検証しておきましょう。

2.ウェットフードの特徴

缶詰やレトルトタイプなど、最近はさまざまなウェットフードが登場し、人気を集めています。パッケージを開けると、とてもいい香りがし、人間用の缶詰も顔負けの高級食材が使われているものも少なくありません。

多くの犬は、ドライフードよりもウェットフードのほうを好むはずです。栄養バランスなどについても各メーカーとも工夫しており、日常食として採り入れても安心なものが主流となってきています。

ただし、信頼できそうなメーカーやブランドのウェットフードは、ドライフードより高額なものが多く、日常食とするには少々経済的な負担が大きくなってしまいます。また、歯石予防などの観点からも、ウェットフードのみでは不安が残ります。

ウェットフードは、食の細い犬の食欲促進のためにドライフードに混ぜて使ったり、あるいは、食欲が落ちた時のお助けフードとして活用するのがよさそうです。

ウェットフードだけを与え続けると、ほとんどの犬はドライフードを食べなくなってしまいますが、犬の長い人生(犬生?)の中ではドライフードを食べなければならない局面に遭遇することもあるので、ドライフードを食べる習慣を損なわない程度にウェットフードを採り入れるよう注意しましょう。また、ドライフード同様に、購入の際には使われている原材料や成分などを十分にチェックすることもお忘れなく。

3.セミドライ・セミモイストの特徴

カリカリに乾燥させたドライフードと、缶詰やレトルトパウチに入ったウェットフードの中間に位置するのが、セミドライやセミモイストのフード。いわゆる「半生タイプ」のことです。セミドライとセミモイストの違いは水分含有量の違いです。

ウェットフードほどではありませんが、この半生タイプも嗜好性が高く、少量ずつ小分けの個別包装されているものが多いので、飼い主にとってはとても扱いやすいフードです。

含まれている成分や原材料をチェックする必要があるのは、他のフードと同様ですが、この半生タイプはドライやウェット以上に添加物などが多く使われているとの指摘も多く、選ぶ際には十分にチェックしたほうがよさそうです。

私の経験からは、こうした半生タイプを日常的に採り入れる必要性をあまり感じないのですが、みなさんはいかがでしょうか? 

以前飼っていたワンコの食欲が落ちた時に何度か使ってみたことがありますが、缶詰ほどの効果はなく、結局使わないままに放置して消費期限が切れ、捨ててしまいました。採り入れ方としては、日常的に与える定番フードというよりは、気分転換のフードやおやつ代わりぐらいの位置づけで考えるほうがいいようにも感じます。

ライフステージで分ける

犬をラィフステージで分けると、哺乳期(生後4週齢まで)、離乳期(生後8週齢まで)、成長期(1歳まで。大型犬は1歳半、小型犬は10か月齢と犬の種類によって異なる)維持期(成犬)、高齢期(7歳以降)となり、食事内容もそれぞれの期に適した栄養価になっています。

哺乳期用フードいわゆる代用乳。粉ミルクと液状ミルクの2種類
離乳期用フード粉末状、ブレーク状、缶詰タイプなど
成長期用フード成犬期と比べて、栄養価が高い
成犬期用フード維持食(メンテナンス)と呼ばれている
高齢期用フード病気予防のために多種類が店頭に。超高齢犬用フード(ハイシニア)という10歳以上のフードも

ライフステージドッグフードは細かく考えなくてもOK