イタリアン・グレーハウンドに合うおすすめのドッグフード

鹿のような細い足と美しい被毛が特徴のイタリアン・グレーハウンド。飼いやすいということが広まって、日本でも見かけることが増えてきました。ただし、飼いやすいのは性格面での話であって、寒さに弱いなど、健康面では飼い主さんが気を使う必要があります。

その中でも意識したいのは、健康を維持するための食事です。イタリアン・グレーハウンドはいくつかのかかりやすい病気があり、その病気を発症させないようにするには、最適なドッグフードを選んであげなくてはいけません。

ここではそんなイタリアン・グレーハウンドの食事で意識すべきことと、最適なドッグフードの選び方についてご紹介します。

イタリアン・グレーハウンドの食事に求めること

イタリアン・グレーハウンドのかかりやすい病気として、てんかん・膝蓋骨脱臼・骨折・脱毛症などが挙げられます。先天性の疾患もあるため、これらすべてを食事で予防することはできませんが、より健康的なドッグフードを選ぶことで、発症率を下げることはできます。

病気ではありませんが、肥満になりやすいという特徴もあります。肥満も含めてかかりやすい病気を発症させないように、普段の食事で心がけておきたいのは次の3点です。

  • 筋肉や骨を強くするための栄養成分を多く含んでいる
  • 高タンパク質低炭水化物で太りにくくする
  • 血行をよくなる食材を使っている

イタリアン・グレーハウンドを飼育するうえで1番気をつけたいのが、骨折や脱臼をさせないことです。他の犬と比較してとても骨が細く、なおかつ関節も弱いという特徴があり、簡単に骨を折ったり、脱臼したりします。これを回避するために、強い筋肉と骨の元になるタンパク質を十分に与えるようにしましょう。

骨折や脱臼を防ぐためには、体重が増えすぎないようにしてあげることも大切です。高タンパク質を心がけながらも、炭水化物はあまり摂らせないようにしてください。穀物ではなくお肉をメインにするのが理想です。

脱毛症対策としては、血液の巡りをよくしてあげる必要があります。きちんと皮膚の細胞や被毛にまで血液が流れれば、脱毛を防ぐことができます。血液の巡りがよくなれば被毛の美しさも維持できますので、血液がサラサラになりやすい食材を意識的に選びましょう。

ドッグフード選びの基本となる4つのポイント

ドッグフードは総合栄養食だからどれを選んでも同じだと思っている人もいるようですが、実はそれぞれに特徴があり、安全性や品質、食いつきのよさなど、一つひとつに個性があります。このためイタリアン・グレーハウンドの健康を守るには、最適なドッグフードを探し出してあげなくてはいけません。

  • 動物性タンパク質を多く含んでいる
  • 穀物不使用のグレインフリーである
  • EPAやオメガ3脂肪酸を配合している
  • 人工添加物を使っていない
この4つのポイントがドッグフード選びの基準になります。それぞれどのような点に気をつけて選べばいいのか、詳しく見ていきましょう。

動物性タンパク質を多く含んでいる

イタリアン・グレーハウンドは骨が細く関節も弱い犬ですので、筋肉でしっかりと骨や関節を守ってあげる必要があります。そのためにはタンパク質を十分に与えなくてはいけないと説明しましたが、ただタンパク質を与えればいいというわけではありません。

犬が消化吸収しやすい動物性タンパク質を選びましょう。肉や魚がベースとなったドッグフードで、なおかつどのような肉を使ったものなのかが明確になっているものを食べさせてください。動物性タンパク質でもミートミールや肉副産物と記載のあるものはNGです。

ミートミールや肉副産物は、人間の食べない廃棄する部分を使っていることがあります。死んだ動物や病気の動物のお肉を使うことがありますので、ヒューマングレードで人間が食べることのできるくらい品質の高いお肉や魚を選びましょう。

穀物不使用のグレインフリーである

飼い主さんの中にも糖質制限ダイエットをしている人もいるかと思いますが、犬も人間と同じく糖質である炭水化物をそれほど必要としていません。しかも炭水化物が多く含まれる穀物は犬の内臓では上手に消化吸収できませんので、老廃物となって体に溜まる可能性があります。

ところが、ほとんどのドッグフードには穀物が使われています。穀物を使うことでドッグフードを安く作れるためです。反対に穀物を使わない場合はかなり割高になりますが、炭水化物の摂取を防ぐことができますので、肥満になりにくいというメリットがあります。

グレインフリーのドッグフードは、それだけで選択肢が限られてしまいますが、本来犬が食べるべきものでない穀物を与えることに意味はありません。アレルギーから皮膚トラブルを引き起こす可能性もありますので、穀物は原則として与えないようにしましょう。

EPAやオメガ3脂肪酸を配合している

血をサラサラにする効果があると言われているEPAやオメガ3脂肪酸。皮膚トラブルを改善したいのであれば、この2つの栄養成分が含まれているドッグフードを選びましょう。サーモンなどの魚を原材料に使っているドッグフードがそれに該当します。

ただし、魚ベースのドッグフードは偏食になりがちなイタリアン・グレーハウンドは食べてくれない可能性があります。血流を改善したい場合でも、食べてくれなければ意味がありません。食いつきが悪い場合は缶詰のお肉や、原材料に魚だけでなく肉も使ったドッグフードを選びましょう。

人工添加物を使っていない

市販されているドッグフードのほとんどに人工添加物が含まれています。これは食いつきを良くしたり、賞味期限を延ばしたりすりことを目的としていますが、犬はこの人工添加物をうまく消化吸収することができません。

このため内臓に負担をかけてしまい、老廃物として体内に溜まってしまいます。その老廃物は皮膚から体外に排出されるために血液を使って運搬されるのですが、血管の細い部分を詰まらせることがあります。そうなると詰まった先の細胞には栄養を届けられなくなるため、皮膚病や脱毛などを引き起こします。

さらに人工添加物が毒性のあるものもあり、人間には使用できないものもドッグフードには使われています。そういう面でも犬に与えるメリットはまったくありません。ドッグフードを選ぶときには人工添加物が入っていないものを探しましょう。

成長ステージに合わせたフードの選び方

ここまでの説明は、成犬のイタリアン・グレーハウンド向けに行ってきましたが、犬は成長ステージごとに最適なドッグフードが違ってきます。ここでは、子犬と老犬に対して、どのようなドッグフードを選べばいいのか、そのポイントをご紹介します。

子犬のフードを選ぶときのポイント

子犬のイタリアン・グレーハウンドに与えるドッグフードで重視したいのがタンパク質とカロリーです。もちろん成犬でもタンパク質は重要ですが、子犬は日々体が大きくなっていきますので、それだけ体を作るための栄養成分が必要になります。

子犬のドッグフードにはタンパク質が30%以上含まれているものがおすすめです。なおかつカロリーもしっかり摂らせて運動をさせないと強い体を作れませんので、高タンパク質高カロリーのドッグフードを与えましょう。

この他にもカルシウムなどのミネラルも体づくりにはとても重要です。不要な栄養成分はひとつとしてありませんので、栄養価の高いドッグフードを選んであげてください。また、子犬のうちは内臓がまだ未発達ですので、食事の回数を増やすなどして内臓に負担をかけないように注意しましょう。

老犬のフードを選ぶときのポイント

イタリアン・グレーハウンドも他の犬と同じように、高齢になると運動量が落ちてしまいます。このため、同じドッグフードの量を変えずに食べていると確実に肥満になります。その結果、関節や骨の負担が大きくなり、余計に運動をしなくなってしまいます。

筋力は落としたくありませんので、タンパク質の量は変えずに、カロリーだけを減らすようにしてください。低カロリー高タンパク質が老犬に与えるドッグフードの基本です。内臓に負担を掛けないために、もちろんグレインフリーで人工添加物不使用のものを選んでください。

加齢により関節炎などになることもありますので、その場合にはグルコサミンやコンドロイチンのような関節ケアを意識した栄養成分が配合されたドッグフードもおすすめです。

イタリアン・グレーハウンドにおすすめのドッグフード3選

ここまでの内容で、イタリアン・グレーハウンドにどのようなドッグフードを与えるべきなのか理解できたかと思います。ただ、上記の条件を満たしたドッグフードを探すのは思った以上に大変です。スーパーなどではひとつも該当するものが見つからないかもしれません。

ここでは、自分で最適なドッグフードを見つけられない飼い主さんのために、イタリアン・グレーハウンドにおすすめのドッグフードを3種類ご紹介します。

ヒューマングレードで安心できる「モグワンドッグフード」

ヒューマングレードで食の安全にこだわったドッグフードが、イギリスで作られたモグワンドッグフードです。新鮮なチキンとサーモンをベースに作られています。

・動物性タンパク質50%以上(粗タンパク質28%)
・グレインフリー
・着色料、香料、人工添加物不使用
・グルコサミンとコンドロイチン配合
・約344kcal(100gあたり)

動物性タンパク質を多く含み、グレインフリーかつ人工添加物不使用、さらにはサーモンを使用することでEPAやオメガ3脂肪酸も含んでいますので、イタリアン・グレーハウンドに適したドッグフードの条件をすべて満たしています。

それだけでなく、グルコサミンとコンドロイチンを配合していますので、関節炎を患ってしまったときに痛みを和らげてくれる効果が期待できます。カロリーもやや控えめですので、老犬のイタリアン・グレーハウンドにもおすすめのドッグフードです。

●魚ベースで被毛が艷やかになる「オリジンドッグフード」

アメリカで数々の賞を受賞し、とても高い評価を得ているのがオリジンドッグフードです。原材料の鮮度にこだわり、入荷した食材はその日のうちに加工しています。

・生物学的に適正なたんぱく質レベルを実現(タンパク質38%)
・穀類不使用
・成分中15%に果物と野菜を使用
・サーモンオイル配合(6フィッシュ)
・低温調理・即日調理
・約394kcal(100gあたり)
※値はすべてオリジン6フィッシュ

イタリアン・グレーハウンドにおすすめなのはEPAやオメガ3脂肪酸を多く含んだ6フィッシュです。サーモンオイルも配合していますので、与え続けることで脱毛症のリスクを回避しつつ、美しい被毛をさらに艷やかにしてくれるドッグフードです。

魚ベースのドッグフードは食いつきがあまり良くないこともありますので、その場合はお肉も配合されたオリジナルがおすすめです。最初は少量で購入して、愛犬の食いつきのいいものを見つけてください。

●食いつきのよさが魅力「カナガンドッグフード」

カナガンドッグフードも、ペット先進国であるイギリス生まれのドッグフードです。イギリス王室のエリザベス女王に表彰された実績があり、食いつきのよさもあって高いリピート率を維持しています。

・従来のドッグフードよりも肉の配合比率が高め(粗タンパク質33%)
・グレインフリー
・人工添加物不使用
・約361.25kcal(100gあたり)

カナガンドッグフードは他の2種類と比べると、魚を原材料に使っていません。ただし、サーモンオイルは使用していますので、EPAもオメガ3脂肪酸も含まれてはいます。グレインフリーで、人工添加物不使用で、タンパク質も豊富ですのでこちらも最適なドッグフードの条件を満たしています。

ただ、カナガンドッグフードの魅力は栄養価の高さだけではありません。とにかく食いつきがよく、初めての犬でもすぐに完食してくれます。食の好みがはっきりしているイタリアン・グレーハウンドでもドッグフードの切り替えをスムーズに行なえるのが、飼い主さんにおすすめしたい理由のひとつです。