【パグの特長と性格】基本的なしつけ方法

パグといえば、いつも何かに困ったような顔をしていて、目が合うと右に左に首を傾げたりします。つぶれた顔でそんな可愛らしい仕草をされると、犬好きではなくても思わずつられて笑ってしまいますよね。かなり個性的な顔立ちをしたパグは、今のところブームになるほどではありませんが、もう何年にもわたって根強い人気に支えられている犬種なのです。

パグのルーツは謎だらけ

パグは中国原産の犬ということになっていますが、その出自の正確なところははっきりしていません。17世紀頃に中国で愛玩犬として飼われていたものが、オランダにわたったことからヨーロッパに広まったため、パグの原産地はオランダだと思われていた時期もありました。

しかし、パグには何百年も前にチベットで仏教僧たちに可愛がられていたという説があるのです。その祖先にはマスチフ系の犬が使われたとか、ペキニーズと同じ祖先犬から作出されたとか、とにかく祖先については謎の多い犬、それがパグなのです。

いずれにしても、パグはオランダ人によってヨーロッパに持ち込まれた後、貴族層を中心として急速に人気を獲得していきます。かのナポレオンの妻ジョセフィーヌがフォーチュンと名づけたパグを可愛がっていたことは、よく知られていることです。

そんなパグがドッグショーの本場イギリスへと持ち込まれたのは、19世紀も後半のことでした。パグはここでも裕福な層から支持を得てどんどん広まりつつ、顔のシワシワがより強調されていくことになります。しかも、それまでマズルの長い犬が主流だったイギリスでは、パグのつぶれた顔の可愛さが影響して、マズルの長い犬の顔までも短くしようとしたのです。

パグの性格

パグは天真爛漫という表現がぴったりの性格をしています。これが良い方向に転ぶと、明るく元気でへこたれない、最高に陽気な犬と評されることになります。ところが、同じ性質でも悪い方向に転んだとたん、言うことを聞かない、頑固、すぐに興奮するなどなど、そのイメージは一気にマイナス方向に。犬を飼うときには必ず犬種の一面だけを見るのではなく、多面から検討するべきなのですが、これをおざなりにした飼い主には、パグの良さは悪さとして映ってしまうのかもしれません。

パグと一緒に暮らすうえで、あの陽気でコミカルな性格を楽しまなかったら、パグを選んだ意味があるのでしょうか。姿形だけでパグを選び、ヌイグルミのように一日中大人しくしていることを期待するのは無意味ですし、使役犬のように細部にわたってコマンドに服従させたいなら、パグではない別の犬種を選ぶべきです。

何かを深く悩んでいるような顔をしているくせに、実は興味津々になんでも探検しないと気がすまない――そんなパグの行動が、見ている人をなごませてくれるのです。パグは、パグのいるドタバタ生活を楽しめる人にこそ、向いている犬種なのかもしれません。

パグを飼育するうえで注意すること

パグのマズルが詰まった顔立ちは、マズルの長い犬と同じように舌をだしてハァハァしても、あまり体温が下がりません。そのため、暑さには非常に弱く、高温多湿になる日本での飼育は、とにかく暑さに気をつけなければいけません。真夏の炎天下を歩かせたり、空調のきいていない室内にいるだけで、パグはあっという間に熱中症にかかり、重篤な状態に陥ります。

人間にとってはそれほど暑いと思わない気温でも、パグにとっては危険です。まだそれほど暑くないからと屋外で思いきり運動させていたら、いつの間にか体温が上がってしまってなかなか下がらないことは珍しくありません。パグの飼い主は、熱中症がとても身近な疾患であることをよく認識しておかなければいけないのです。

また、パグの特徴ともいうべき顔のシワは、油断しているとすぐに汚れがたまってしまいます。その結果顔が臭くなるだけならまだしも、皮膚の炎症につながることもあるのです。そして顔をかこうとして眼球に傷をつけてしまい、今度は角膜炎などを引き起こしてしまうことも。

パグを飼育するうえでは、顔の汚れをこまめにきれいにすることと、ブラッシングは欠かせません。短毛でお手入れは大変ではありませんが、それは抜け毛が少ないという意味ではありません。むしろダブルコートのパグはかなり抜け毛の多い犬種でもありますから、ブラッシングをさぼると室内が毛だらけになるだけでなく、皮膚病などの原因となることもあるのです。

パグに最適なドッグフード

顔がつぶれていて目が大きいため、鼻水や涙がよくでます。そのため、涙の質が悪いと涙道が詰まりやすくなり、鼻腔などにも炎症が起きやすくなってしまうでしょう。
それらを防ぐためには、常に顔のシワを清潔に保つとともに、涙や鼻水の質そのものをサラサラに保つ努力が必要です。また、パグは体質的に太りやすいため、栄養バランスの整った食事で体重のコントロールをしておかないと、あっという間に肥満になってしまうでしょう。

・涙の質を悪化させる人工の添加物が使用されていない。
・腸内環境を良好に維持するためにも、消化に悪い穀物は一切使われていない。
・敏感になりやすい皮膚を健やかに保つために、良質の動物性タンパク質だけでなく、オメガ3脂肪酸が摂取できる油脂が含まれている。

パグは食いしん坊な犬種です。だからこそ、食べさせるものの質によって健康は大きく左右されてしまうのです。良質の原材料から作られたドッグフードでバランスの良い栄養を摂取させ、お顔のシワをきれいに拭きとって、いつまでも元気で陽気なパグでいさせてあげたいものですね!

太りやすい犬種パグにおすすめのドッグフード
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