【ランミールドッグフードの評判】口コミ通り牛肉不使用のビーフ味

ランミールといえば、ホームセンターの店頭の大袋で積まれ、特売の広告商品としてよく扱われている商品です。製造しているのは日清製粉グループの日清ペットフードです。誰もが知っている大手メーカーですので、生産管理もしっかりしているイメージですので、利用している飼い主さんが多いドッグフードでもあります。

栄養バランスはもちろんのこと、消化吸収しやすいことまで考えて、原材料を細かく丁寧にすりつぶす微粉砕原料を使用しているのがランミールの特徴のひとつです。さらにはグルコサミンを配合するなど、関節にトラブルの多い小型犬のことも考慮して作られています。

ランミールは犬種を問わず与えることができ、さらには8kgで2000円以下と安く買えることから、多頭飼いの飼い主さんに重宝されています。

このようにメーカーの説明だけを読むと、とても魅力的なドッグフードに思えますが、これらはドッグフードを手にしてもらうためのうたい文句のようなものです。実際にメインのドッグフードとして使えるほど魅力的な製品かどうかは原材料や栄養成分などをきちんと確認する必要があります。

ここではランミールについて、原材料や栄養成分、そして実際に利用している人たちの口コミなどを参考にして、ランミールの評価を行っています。このまま与え続けていいのか悩んでいる飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。

ランミールの成分と原材料

大袋の格安ドッグフードといえばこの商品。「ランミール(ビーフ&バターミルク味)」ドッグフードの原材料は下記の通りです。

名称ドッグフード(総合栄養食)
原産国日本
賞味期限製造より1年6ヶ月間
原材料穀類(小麦粉/とうもろこし/ホミニーフィード/小麦ふすま/中白糠/コーングルテンミール/脱脂米糠)/肉類(チキンミール/ミートミール/チキンパウダー)/油脂類(動物性油脂)/豆類(大豆ミール)/魚介類(フィッシュミール)/ビートパルプ/オリゴ糖/アルファルファ/パプリカ/ビール酵母/乳類(ミルクパウダー)/グルコサミン/ミネラル類(カルシウム/リン/ナトリウム/塩素/ヨウ素/亜鉛/銅)/ビタミン類(A/D/E/B2/B12/パントテン酸/コリン)/食用黄色5号/食用赤色102号/食用赤色3号/香料/酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
成分水分:10.0%以下
たんぱく質:18.0%以上
脂質:8.0%以上
粗繊維:5.0%以下
灰分:8.0%以下
給与方法パッケージに記載あり
取扱業者日進ペットフード

ビーフ&バターミルク味となっていますので、お肉が第一原材料かと思いきや、メインとなっているのは穀物です。お肉がメインのドッグフードというよりはお肉味のクッキーというのがランミールの実態です。

もちろん総合栄養食ですので栄養成分が不足しているわけではありません。たんぱく質は18%以上あり、脂質も8%ですのでAAFCOの基準も満たしています。栄養面だけ考えたなら、これさえ与えておけば問題のないドッグフードです。

でも、小麦粉などの穀物はワンちゃんの内臓では消化が難しく、体内に老廃物を溜め込んでしまうことから、最近のプレミアムドッグフードでは排除される傾向にあります。できるだけお肉ベースのドッグフードにするというのが、最近の流れになっています。

そのお肉はというと、肉そのものではなくチキンミール・ミートミール・チキンパウダーが使われています。肉ではなく肉類ですので、鶏の骨はもちろんのこと羽根やトサカなども使われている可能性があり、さらにミートミールとしては、死んだ動物の肉が使われているかもしれません。

もちろん、日清製粉グループのメーカーですので、そのような危険なものは使われていないと信じたいところですが、価格の安さを考えると少なくとも私たちが普段口にすることのないような、ランクの低い肉を使っているのは間違いありません。

牛肉不使用の「ビーフ味」?

ランミールのビーフ&バターミルク味なのに、原材料にはどこにも牛肉の文字がありません。可能性があるとすればミートミールですが、ミートミールは哺乳類の肉を乾燥したものですので、牛肉以外の肉も使われています。そもそも牛肉を使っているなら、この原材料はビーフミールになるはずです。

そう考えると、牛肉の味は香料でつけられている可能性が高くなります。パッケージを見ても、どこにも「国産牛使用」のような文字はありません。ただ「ビーフ&バターミルク風味」ではなく「ビーフ&バターミルク味」ですので、必ずビーフは使われているはずです。

ただ、原材料からはすぐにビーフを見つけることができないのは、すっきりしませんよね。この点に関してはメーカーの姿勢に疑問を感じてしまいます。

ランミールの製造、販売元である日清ペットフードの公式HPには、原材料へのこだわりとして「微粉砕原料」という製法を取っていると書かれています。つまりは、犬が本来消化吸収を苦手とする穀類は、微細な状態に粉砕して使用しているので、消化吸収への負担を軽減できているというスタンスです。

確かに、トウモロコシが大きな塊であるよりも、微細な粉末状になっている事の方が消化吸収における負担の軽減につながるとはいえなくもありませんが、穀物であることには違いありません。ワンちゃんに必要なのは穀物ではなくお肉です。

まずは十分な量のお肉を与えて、その上で栄養成分を整えるために微粉砕原料した穀物を使うのであれば理解できますが、穀物がメインになっていますので、どんな製法を使おうと単純に安価な穀物でかさ増ししているだけという印象は拭えません。

結局ランミールドッグフードはおすすめ?

ランミールの製造、販売元である日清ペットフードからは、別ブランドとしていくつものドッグフードが発売されています。いずれの商品も「パッケージデザイン」の「かわいらしさ」にこだわり、愛犬がつい手を伸ばしたくなる工夫がされています。

代表的な製品としては下記のようなものがあります。

・ラン・ミール
・ジェーピースタイル ゴールド 和の究み 犬用 
・いぬのしあわせ プッチーヌ(ドライタイプ)
・いぬのしあわせ ゴロッと具ルメ 小粒

などがありますが、この中でランミールは、残念ながら愛犬の食事としては、おすすめできない製品です。和の究みは香料も着色料も使っていません。小麦粉を多く使っているのは変わりませんが全粒粉にするなどのこだわりを感じます。

金額がまったく違うので同列に考えるわけにはいきませんが、ランミールは日清ペットフードの中でも、とにかく安いペットフードを求めている人向けの商品であり、安全性などを考慮する飼い主さんには適していないドッグフードだと考えてください。

ランミールの口コミ

  • 大型犬に大袋サイズは欠かせません

    最近のホームセンターは3kgや1kgの小袋サイズが主流になっていますが、大型犬がいるので、10kgサイズがあるだけでありがたいです。月に20kg消費するので、なかなか高価格な製品を買い続ける事が難しいので、この製品を使用しています。

  • まるでおやつ

    受診した動物病院で、いつも食べている食事を聞かれ、この製品の名前を伝えたところ、食事というより、おやつだと言われショックでした。
    ドッグフードの原材料の意味を確認せずに与えて居た事で、アレルギーになり治療費が高額になってしまったので、かえってお金がかかる事になってしまいました。

安い分、大型犬を飼っている方の口コミが多いように感じました。
大型犬は毎日の食事量も多いため少しでも安くしたいという気持ちが働くのでしょう。

ランミール ドッグフード評価

やはり、第一主原料が穀物である事、「肉そのもの」が原材料に含まれていない事から、やや厳しい評価を付けざるを得ません。

穀類の風味づけのために動物性油脂を活用している点は、油脂の品質や状態、元となる動物の特定ができていないことからも食事としての安全性に欠けます。肉ではなく肉類を使っているというのも同じ理由で減点対象になってしまいます。

着色料も使用しており、犬の健康へ配慮しているという姿勢に懸念を抱いてしまいます。ドッグフードの着色は、犬にとってなんらメリットがなく、あくまでも飼い主へのアピール、製品の宣伝効果でしかありません。

どのような食材であっても、加熱をする事でかならず変色するものです。新鮮な肉、野菜の色がそのまま残る事は決してありません。そうなると見た目が悪くなるため、着色料を使うわけですが、犬の健康を考えるのであれば、ランミールに必要なのは着色料ではなくお肉です。

ただ、「ドッグフードはとにかく安いものがいい」という飼い主さんも一定数いるのも事実です。ランミールはそのような飼い主さんのためのドッグフードだと考えてください。愛犬の健康を考えるのであれば、ドッグフードの予算をもっと増やして安全性の高い商品を選びましょう。

以上が、量販点の定番ドッグフード「ランミール」に関する評価です。