インスタント食品のように賞味期限の長く設定されているドッグフード。
そのおかげで利便性に優れていますよね。
ドッグフードは賞味期限が切れても見た目や臭いでの変化が分かりづらいこともあります。
明らかに傷んでいることが分かれば良いのですが、分からないだけに「ちょっと賞味期限過ぎちゃっているけど大丈夫かな」なんて思うことはありませんか?
また賞味期限が近いドッグフードが安く販売されていると「まとめて買っておくとお得!開けなければ大丈夫じゃない?」なんて気になってしまうことも…。
でもちょっと待って!
賞味期限が過ぎたドッグフードにはこんな危険性があるんです。

■いつまで安全?ドッグフードの賞味期限の目安とは?
メーカーや種類にもよりますが、ドライフードであれば数ヶ月~1年前後、缶詰やパウチのウェットフードであれば2、3年の賞味期限が設定されています。
しかしパッケージに記載されているドッグフードの賞味期限はあくまで「未開封」の場合の期限であり、開封した後にはなるべく早く使いきる必要があります。

●ドライフードの目安
特に開封後の賞味期限に記載のないドライフードの場合には開封から1ヶ月で消費しきれる量を目安に購入しましょう。
小型犬であれば数百gごとに小分けになっているタイプもおすすめです。
基本的には常温で、しっかりと開封口を閉じ高音多湿を避けての保管で大丈夫ですが、真空密封できるフードストッカーなどがあるとより良い状態で保管できます。

ただし種類によっては極力酸化防止剤の使用量を抑えているものもあり、メーカー推奨の期限を提示しているものや、水分の多いセミモイストタイプであったり、冷蔵保管を指定しているドッグフードもありますのでパッケージをよく確認しましょう。

●ウェットフードの目安
未開封の場合の賞味期限が長いウェットフードですが、開封後は2~3日で使い切り、余った分は処分しましょう。
また開封後の保管は缶にしっかりとラップや蓋をするか、タッパーなどに移して冷蔵庫で保管する必要があります。

ドライフードに比べ水分が多く含まれており、開封後は期限が短くなりますので注意しましょう。

■健康被害も?成分の変質、油脂の酸化の恐れがある
賞味期限を過ぎたドッグフードの場合、含まれている成分が変質して本来期待される働きを失うことがあります。
また粗悪なドッグフードには食いつきを良くさせるために油分でコーティングされているものもありますし、質の良いドッグフードにも犬の被毛や皮膚のためにサーモンオイルや亜麻仁油を含んでいるものもあります。
しかし賞味期限が過ぎたドッグフードの場合には、それらの油脂が酸化してしまっている恐れがあります。
もちろん人工添加物、もしくは天然由来の添加物で酸化を防ぐ努力を各メーカーで行ってはいますが、100%防ぎきれるものではありません。
また酸化防止力の強い人工添加物には健康被害の恐れも指摘されているため、酸化防止剤が入っていれば安心というわけでもないのです。

酸化した油脂を摂取し続けていると…
・体臭がきつくなる
・皮膚や被毛がベタついたり痒みがでる
・涙やけがでる
・ひどい場合には下痢や嘔吐
など愛犬にとってよくない症状に繋がることもあります。

■カビや虫の発生
ドライフードとはいっても多少の水分は残りますし、空気中の湿気の影響も受けカビの原因になります。
また市販のドッグフードに多く含まれるとうもろこしや小麦、大豆などの穀類は虫が好む食材です。
穀物不使用であっても雑食のダニなどもいるので、特に開封後は保管に注意するべきでしょう。

■人工添加物だらけの危険性
元々賞味期限の長いドライフードが期限を過ぎても大丈夫そう。
それは安全な証拠でしょうか?

元はといえば植物や家畜、魚などからできているドッグフードがそれほど長く状態が変わらないのであれば、それは強力な人工添加物の力を借りている可能性もあります。
たとえば酸化防止剤に使われる人工添加物であるBHAは、天然由来の酸化防止剤であるビタミンEやハーブなどに比べ酸化防止力が強力です。
しかし一方で発がん性のリスクも指摘されています。

強力な効果を発揮する人工添加物を沢山使用したドッグフードは長く持つかもしれませんが、長期的にそれらを摂取し続ける危険性を考えると避けておきたいものです。

■缶の成分が溶け出す恐れ
缶詰の缶の中には内面塗装からBPA(ビスフェノールA)という成分が溶け出す恐れが指摘されています。
このBPAには神経や行動、乳腺、前立腺への影響が認められており、人間でもカップ麺などの容器で問題になりました。

近年ではBPAフリーの缶詰も多く出回るようになりましたが、それもまだ人間の食事に関しての段階で、ドッグフードでは低コスト重視でまだまだ安価な缶を使用している可能性が高いです。
せっかくオーガニックや人工添加物不使用の良いフードを選んでいても、時間がたって缶の成分が溶け出してしまっては意味がないですよね。

■ドッグフードは1ヶ月での消費を目安にこまめに買うべき
大袋の方がgあたりの価格が安かったり、通販などではまとめて購入した方が送料もお得になることもあり、ついついまとめてストックしておきたくなってしまいますよね。
特に小型犬の場合には消費量も少ないので、3kgなどで買ってしまうと中々なくならないものです。
しかし賞味期限がきれたドッグフードや、開封後時間のたったドッグフードは愛犬によくない影響を及ぼす恐れもあります。
愛犬の健康を考えれば、ドッグフードは1ヶ月で消費できる量を目安にこまめに購入することがおすすめです。