シニア犬(高齢犬)におすすめのドッグフード

7歳を超えてシニア期に突入した犬は、目に見えない老化現象が始まります。子犬や成犬の頃と比較すると太りやすくなったり、筋肉量が低下し、関節がすり減って痛みが生じるなど、さまざまなトラブルが生じます。
そんなシニア期をより長く健康に過ごすには、老化現象をフォローするために配慮されたシニア向けフードが不可欠です。

今回は、シニア犬の健康を考えて開発されたおすすめのドッグフード3種類をご紹介しましょう。

価格に相応しい優良フード「オリジンドッグフード シニア」

最高の品質を自負しているアメリカのドッグフードメーカー「オリジン」が、シニア犬のために開発したフードです。フード全体のうちの85%が動物性タンパク質で、上質な鶏肉や七面鳥、全卵などを贅沢に使って犬の健康を維持します。

その一方で、穀物や化学物質のような、犬に害を及ぼすとされている原材料・成分を排除しているのも特徴です。

DHA、EPAと言われる「オメガ3脂肪酸をも多く含み、老化の進む犬の免疫・神経系統をバックアップします。また、原材料である家禽類や魚類からは、関節の動きをスムーズにするグルコサミンとコンドロイチンが供給されます。

嗜好性の高さも抜群らしく、中には好き嫌いはあるものの基本的には犬の食いつきが良いフードのようです。

最高品質ゆえの高コストがネック

「グレインフリー」「化学物質不使用」「ヒューマングレード(人間が食べても問題ない)」という最高レベルの優良フードですが、その分コストが高いのがポイントです。予算に余裕さえあれば、「オリジンドッグフード シニア」の使用をおすすめします。

すべてのライフステージに対応「カナガンドッグフード」

カナガンのドッグフードは、「シニア用」と限定していませんが、子犬からシニア犬まで、幅広いライフステージに対応しており、カナガン自体が「シニア犬にもおすすめ」と自負しているドッグフードです。

チキンをメインとした動物性タンパク質の割合は全体のおよそ60%とオリジンには及びませんが、逆に「シニア犬に高タンパクすぎるのもちょっと…」とお考えの飼い主さんにはちょうどいい配分かもしれません。

また、グルコサミンとコンドロイチンが豊富に含まれており、犬の関節に優しく配慮されています。シニア犬が食べやすい小粒タイプというのも嬉しいポイントです。

優等生なカナガン、安くはないがコスパは無難

カナガンのドッグフードは、グレインフリーや人工添加物不使用、人間の食用に耐えうる「ヒューマングレード」は当然のようにクリアしています。チキンアレルギーさえなければ、十分優秀なドッグフードといえるでしょう。

ただし食いつき方には個体差が出るようで、カナガンのドッグフードを喜んで食べる犬、絶対に拒否して食べない犬とで両極端に別れるようです。

中・高齢犬向けの総合栄養食「ベッツプラン エイジングケア」

動物の療法食を手がけているロイヤルカナンが開発した、中高齢犬用のドッグフードです。主な原材料はコーンや小麦のほか、鶏や七面鳥といった肉類を多く使用し、犬に欠かせない栄養素のひとつであるタンパク質を補填しています。

肥満や貧血、歯ぐきや被毛のケアなど、シニア犬が悩まされる一般的な症状、変化に対してフォローができるように配合されており、さらに獣医師の御用達ブランドである点は安心出来る要素かもしれません。

化学物質や小麦の使用がネック

この「ベッツプラン エイジングケア」において気になるのが、保存料・酸化防止剤といった「化学物質」、いわゆる添加物を使用していることです。また、グレインフリーが主流になりつつ今、穀物を使用している点も気になります。

しかしながら、ロイヤルカナンの発表によれば、自然由来の添加物を使用しているため健康に害はないとのことです。化学物質の使用にある程度抵抗がなく、なおかつ愛犬が食物アレルギーでなければ試してみるのもいいでしょう。

愛犬の「元気な老後」のためにできること

犬の老後や介護について語る機会が増えるほど、犬の寿命が伸びる時代が到来しました。愛犬が長生きしてくれるのは喜ばしいことですが、ただ長生きするだけでなく、元気にハツラツと過ごしてほしいと願うのが飼い主の正直な気持ちでしょう。

その願いを叶えるためのひとつの手段が、愛犬の「正しい食事」です。

それぞれに好みや体質という個性があるため、すべての犬に合うドッグフードは残念ながら存在しませんが、今回ご紹介したような「評判のいいフード」は存在します。

シニア犬と暮らしていても、成犬のときと変わらないフードを与えているという方は、ぜひこの機会に、シニア向けフードへの切り替えを検討してみてください。