いぬのしあわせ

可愛らしいパッケージが印象的な量販店やスーパーでよく見かけることの多い製品です。

愛犬と同じ犬種の写真が使われている、小型犬向け、美味しいという言葉につい手が伸び購入されている方も多いでしょう。

購入する時はきちんと原材料表示を確認していますか?ここではつい愛犬家の目が留まる「いぬのしあわせ」を愛犬家目線で分析してみました。ぜひ愛犬の「主食」選びのご参考に。

いぬのしあわせの特徴

国内最大手の製粉会社である日清製粉が手掛けるドッグフードです。日清製粉からは他にも数多くのドッグフードブランドが発売されています。

いずれも量販店でよく見かける上に、一月当たりの食費が1000円前後と手軽に済むことから愛用されている方もとても多い事でしょう。

ただ「いぬのしあわせ」は原材料をみる限り、一昔前の穀物を主原料とするドッグフードのまままるで変化がみられません。

パッケージの印象に惑わされ、数十年前の栄養学を採用している製品を愛犬に与え続けることをそろそろ見直すべき時が来ているのではないでしょうか。

いぬのしあわせの成分と原材料

主原料は小麦粉、ホミニーフィード、とうもろこし、コーングルテンミール、脱脂米糠と様々な穀類が並んでいます。いずれも人間の可食部位を取り除いた廃棄相当の部位であることがうかがえます。
これらは肉の量増しの役割でしかなく、栄養面への期待はできません。

犬が最も多く必要とする動物性たんぱく質にはミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダーが用いられています。最も含有量の多い肉は「ミート」と記載され、肉の種類を特定することが出来ません。

これらはいずれも肉そのものではなく、食肉の加工過程で生じる廃棄部位が粉末加工された素材です。

ミートという表記や動物性油脂という表記からもわかるようにアレルギーの問題を抱えている場合、原因物質の配合有無を見極めることが出来ず、時には愛犬に危険をもたらすことさえ予測できます。

必須栄養素が配合されていない空っぽご飯

主原料は穀物と肉加工時の粉末や副産物です。元気で健康にとっては日々栄養不足が慢性化することも当然です。

若く健康なうちは目立つ異変もありませんが、次第に慢性的な栄養バランスの乱れは体に悪影響をもたらします。

なかなか改善しないアレルギー、皮膚トラブル、内臓疾患が気になる場合はまずは食事に見直しから始めてあげましょう。

総合栄養食基準を満たす数値トリック

AAFCOの定める総合栄養食の基準をクリアしていることがこの製品の最大のセールスポイントです。しかし数値をクリアする方法には様々な抜け道があります。

肉そのものではなく副産物や脂肪、ミールと呼ばれる破片でも配合することで動物性たんぱく質として計上することが可能です。

数値上の目標をクリア出来ていても犬が本来必要とする栄養素が含まれていないという事実をしっかりと理解しておきましょう。

高い嗜好性の背景には過剰な油脂の配合

犬はその嗅覚を刺激されることで食欲がわきます。人間の可食部位を取り除いた廃棄相当の穀物の粒で食欲が刺激されることは当然ありません。

ただこの穀物に動物性油脂や脂肪を吹きかけることで肉に似た風味を人工的に作り出すことは可能です。

このからくりを知ると、愛犬の食欲が人工的に作り出されたものであり、決して愛犬自らの意思だけではないことがわかるでしょう。

いぬのしあわせの口コミと評判

よく食べてくれるので安心して与えています

うちの中型犬が、高齢になって大きな粒では噛めなくなったので、小さいのを探しこの製品を選びました。
形も丸くなくて、ギザギザしているので、口の中からこぼれにくいようでよく食べてくれます。
ふやかすのも、早くできました。パッケージ写真の犬種にこだわらずに購入しても問題ありませんでした。

何より安いことが嬉しい

ホームセンターでいつも購入しています。大手通販よりも安く購入でき、手ごろな価格がとても嬉しいです。愛犬もいつも喜んで食べてくれます。

いぬのしあわせの口コミ・評判まとめ

手ごろな価格と高い嗜好性で小型犬、シニアを中心に高く評価されています。ただその背景には大量の穀物に動物性油脂で風味をつけるという手法がとられていることは知っておくべき点でしょう。

この価格を実現するためには、肉を配合することは難しく、価格か品質かのいずれかを選ばざるを得ないのも現実です。

ただ愛犬が毎日食べるご飯ですから、価格のトリックもしっかりと踏まえ考えましょう。一か月分を1000円以下で購入した場合、一食当たりの食費はわずか17円です。この価格でどんな食材を購入できるかを考えると見直すきっかけになるではないでしょうか。

いぬのしあわせの評価

可愛らしいパッケージと手ごろな価格、量販店で購入できるという利便性から人気のある製品です。

ただ原材料を見る限り愛犬の主食にふさわしいといえる点がなく、将来の健康に不安を感じるほどです。

愛犬には日々必要な栄養素をバランスよく摂取させ、健康、長生きを目指したいものです。