【スタイルズドッグフードの評判と評価】原材料の表示順に疑問あり

スタイルズは、ラブラドールのゴン太がイメージキャラクターをしているほねっこシリーズで有名なサンライズから発売されている、犬種別半生タイプのドッグフードです。黒いシックなデザインのパッケージがペットショップの店頭に並んでいると、高級感がありますよね。

スタイルズの特徴は業界初の「ソフトタイプ・犬種別」ドッグフードという点にあります。小型犬は噛む力が弱いため、ドライフードよりも半生のソフトタイプが適しているということで、これまでのドライフードづくりのノウハウを活かして、柔らかいドッグフードに仕上げています。

さらに、小型犬は一括りにできないくらい、それぞれに骨格や体型、性格が違ってきます。そんな小型犬の代表的な6犬種それぞれに合わせてスタイルズは作られています。対象となっているのは下記の6種です。

・ミニチュアダックスフンド
・チワワ
・トイプードル
・ヨークシャーテリア
・ポメラニアン
・シーズー

例えば、肥満になりやすいミニチュアダックスフンドには、リンゴ食物繊維をプラスするなど、犬種の特徴に合わせて機能性成分をプラスしています。

ただし、ソフトタイプの製品は防腐剤を使用しなければ品質を保持できないことや、添加物の多く含まれていること、歯石や歯垢の付着に結び付くということなどから低評価を受けることの多いドッグフードでもあります。

ここではそんなスタイルズのドッグフードに対して、原材料と栄養成分、そして実際に利用している人たちの口コミから、客観的な評価をしています。スタイルズのドッグフードは愛犬にとって積極的に使っていけるドッグフードなのかどうかを見ていきましょう。

商品名STYLES(トイプードル用)
商品評価Cランク
評価の基準はこちらで説明しています。
購入価格862円(税込)/1.2kg
※価格はAmazon参照
100gあたり
原産国日本
原材料肉類(チキン等)
グレインフリー×
人工添加物×
ヒューマングレード×

スタイルズの成分と原材料

業界初の犬種別半生のスタイルズ犬種別やわらか半生フード(トイプードル用)の原材料は下記の通りです。

危険材料は赤文字で表示し、危険じゃないが不安な材料は緑文字で表示しています。

肉類(チキン等)、糖類、豆類、でん粉類、穀類、油脂類、デキストリン、イソマルトオリゴ糖、果実類(ブルーベリー果汁等)、グルコサミン(カニ由来)、緑茶粉末、種実類(ごま等)、サメ軟骨抽出物(コンドロイチンを含む)、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、B6、B12、C、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、コリン)、ミネラル類(リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、炭酸亜鉛、硫酸銅、炭酸マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(メチオニン)、増粘安定剤(グリセリン)、品質保持剤(プロピレングリコール)、保存料(ソルビン酸カリウム)、pH調整剤、酸化防止剤(エリソルビン酸ナトリウム、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
タンパク質12.5%以上脂質3.3%以上
粗繊維4.0%以下灰分11.2%以下
水分35.0%以下カロリー250kcal/100g

この原材料を見ると、栄養学に詳しくない人でも「ちょっとおかしいのではないか」と不安になりますよね。使われている原材料はほぼすべて記載されていますが、実際に何を使っているかイメージできる原材料がほとんどありません。

まず、第一主原料となる「肉類」ですが、チキン等となるので、チキンだけでなくチキン以外のあらゆる肉が含まれている可能性があるということです。このような記載方法が許されるのかと感心してしまいそうですが、ワンちゃんの飼い主さんとしては納得できませんよね。

肉類というのは「新鮮なまたは適正な方法により保存されている哺乳動物・家禽等の生肉、肉体部分、並びに上記動物の体または体の一部から生じる全ての副生物及びその加工物」とペットフードの表示に関する公正競争規約で定義されています。

この定義からすると鶏の骨だけで作られていても「肉類」です。もちろんそんなことはしていないかとは思いますが、少なくとも肉だけで作られているわけではありません。

また、第二主原料も糖類となっています。一般的なドッグフードではとうもろこしや小麦粉といった記載があるはずですが、穀物ではなく糖類になっていますので、穀物をそのまま使っているのではなく、とうもろこしなどを液化・糖化させて精製したものを使っています。

穀物ではなく糖類を使う理由として考えられるのは、「コストが安いから」ということです。栄養成分だけで考えれば炭水化物を効率的に含めることができますので、メリットがありますがペットの食事と考えると明らかに不自然です。

このように第一主原料と第二主原料を見るだけでも、不安が高まってしまいまうのがスタイルズです。これでは愛犬の食事としてはおすすめしにくいところです。

栄養成分が少ないのは半生で水分が少ないため

スタイルズは100g中、たんぱく質は12.5%で脂質は3.3%しかありません。このため、他のサイトなどでは、スタイルズの栄養成分割合が低すぎると書かれていることがあります。ただ、これは総合栄養食の考え方を理解していないサイトの勘違いです。

スタイルズは半生タイプですので35%は水分です。栄養成分を考えるときには、この水分を抜いて考える必要があります。このため、実質のたんぱく質は19.2%、脂質は5.1%でいずれもAFFCOの基準は満たしています。

ただし、人気のプレミアムドッグフードなどと比べるとその割合は決して高いとは言えません。他のサイトなどで批判されるほど悪いものではありませんが、必要最低限の栄養成分しか含まれていないということも頭に入れておきましょう。

犬種別半生タイプは犬にとっておすすめなのか?

半生タイプのドッグフードは、ドライフードが嫌いな小型犬にとって、唯一食べてくれる食事でもあるので良いとも言えます。一方で、半生フードしか食べなくなると、病気のときに処方食のドライフードを食べてくれなくなるので、品質が優れていてもあまりすすめられません。

また600g(100g×6パック)で1,198円(Amazonでの参考価格)と他のドッグフードと比べても、かなり高い部類に入ります。しかもそのうち35%が水分ですので、かなり割高なドッグフードということになります。

半生にしたことで価格が上がっていることを考えると、ワンちゃんにとっては食べやすくていいのかもしれませんが、1日あたり150gで考えると300円もかかることになり、飼い主さんの負担が大きくなってしまいます。

スタイルズドッグフードの口コミと評判

ヨークシャーテリア専用製品があるので与えています

犬種別のフードでも、なかなかヨークシャーテリア専用が見かける事が少ないので、この製品を与えています。柔らかく、風味も強いので、いつもよく食べています。

半生の中でも特に柔らかい

他社の製品に比べて、つぶした感じが柔らかいように感じました。シニアなので、食べやすいものを用意してあげたいとおもい与えています。

スタイルズドックフードの評価

原材料からもわかりますように「食事」として与えられるだけの安全性が保たれていません。保存料には発がん性のあるソルビン酸カリウムが使われていますし、すでにご紹介しましたように、肉として何を使っているのかがまったく分かりません。

価格もかなり高めに設定されていますので、同じくらいのお金を出すなら、もっと安全性の高いプレミアムドッグフードを購入できます。あえて、スタイルズを選ぶ理由があるとすれば、ワンちゃんが半生タイプしか食べてくれないというケースだけでしょう。

半生のドッグフードはドライフードに比べ風味が強く、犬が喜び食べる事は当然です。ですが、長期にわたって与える事で、犬はこの「濃い味」が当然と覚えてしまい、健康志向の良質なドライフードが味気なく受け付けないという悪循環に陥ってしまいます。

そう考えると、半生タイプしか食べないから半生タイプしか与えないというのは、長い目で見るとあまりいいことではありません。例えば災害にあって避難しているときにドライフードを口にしないとなると、あっという間に衰弱してしまいます。

そういう意味でも、嗜好品として与える分にはかまいませんが、メインのドッグフードとしてはおすすめできません。パッケージの高級感からついつい手にしたくなりますが、あまりメリットのあるドッグフードではありませんので、普段遣いとしてはおすすめできません。

以上が、業界初の犬種別半生タイプのドッグフード「スタイルズ」に関する評価です。