あなたは愛犬の日々の健康状態、どのように把握していますか?

人間の言葉を話すことができない犬は自分の体調の変化を私たちに伝えることができません。

そんな彼らの健康状態を知る手掛かりとなるのが、食欲、元気、そしてウンチの状態です。

つい臭くてサッと拾って捨ててしまいたくなるウンチ…。

しかしこのウンチには愛犬の健康状態から、今あげているドッグフードが合っているのかまで教えてくれる素晴らしい情報源です。
今回は犬のウンチの基礎知識から、より良いウンチの状態にするためのドッグフード選びまでを詳しく解説していきます!

愛犬のウンチはどんな硬さ?理想的なウンチの状態とは

愛犬のウンチは1日何回で硬さや色はどんな状態ですか?
理想的とされるウンチの状態は

  • コロッとやや固め
  • 拾った時に地面に残らず、簡単に拾える程度
  • 色はやや黒っぽい
  • 下痢が続く時には、フードを変えてみる。

これが良いウンチの状態だと言われています。

一般的に、健康なウンチはちょっと黒っぽくて、コロッとしていて、ティッシュで簡単につまめるぐらいの固さがベストだと言われています。

少し前までは、茶色くて、耳たぶぐらいの硬さで、つまんだ時に少し後が残るぐらいがベストだと言われていました。

この違いは、ドッグフードの進化によるもので、タンパク質の吸収率に配慮した良質なフードを与えている場合は、黒っぽくてコンパクトなウンチになることが多いようです。つまり、タンパク質をたっぷり含んだフードを食べて、犬の胃腸がしっかりタンパク質を吸収した証拠とも言えます。

グレード別!ウンチの状態早見表

ウンチの固さで理想的なのは、下記の表のグレード2や2.5程度。問題なのはグレード4や5。
それらが日常的になっている場合、消化器官のトラブルや寄生虫がいる可能性もあります。

グレード 状態
1 乾燥して砕けやすい便秘がちの犬に多い
1.5 固くて、やや乾燥している状態
2 形があり、拾い上げても跡が残らない
2.5 拾い上げると跡が残り表面が温潤している。
3 温潤し、少し形が崩れる。拾うと跡が残る
3.5 非常に温潤しているが、ある程度形状が残る
4 大部分の形状が失われ固さがなく粘り気がある
4.5 一部分だけ固さが残っている下痢便
5 水のような状態になった水溶性の下痢便

1~1.5…硬すぎ、便秘気味。ドッグフードの量や内容を見直したい。
2~2.5…最も理想的。
3~3.5…少し柔らかいが、いつもこの状態であれば病気の心配はない。
4~5…ドッグフードの内容や量を見直す必要あり。改善されないようであれば消化器官の病気や寄生虫の可能性も。

変わる要因は様々!ドッグフードが原因にもなるって本当?

コロッと拾いやすいウンチが理想的というお話をしましたが、良いウンチといえばやや柔らかめで拾った時に少し地面に残るくらい、茶色っぽいものが良いという話も聞いたことがありませんか?

これは少し前まで言われていた理想のウンチの状態で、研究が進み、犬にとってより良いドッグフードが市場に出回るようになったことで理想のウンチの状態も変化してきているんです。

犬のウンチの状態が変わる原因と対策をいくつかご紹介しましょう。

季節の変化や体調による一時的な下痢

  • 季節の変わり目の急な温度変化
  • いつもと違う環境におかれることによるストレス(慣れない旅行やペットホテルなど)
  • おやつなどの食べ過ぎ

などであれば1食分を抜いて様子をみるという絶食が一般的です。

ただし下痢は水分が多く出ていってしまうので脱水に気を付けましょう。

翌日も治らない、何度もトイレに行って苦しそうにしている場合は獣医さんに指示を仰ぐ必要があります。

気をつけてもらいたいのが、

  • 嘔吐や発熱を伴う下痢
  • ぐったりとして元気がない
  • ラズベリージャムのような血便
  • のような症状があった場合。

緊急性のある病気の可能性も考えられるので、これらの症状が見られたら様子見せずに獣医さんへ連れていってあげてください。

特に幼犬、老犬は体力もないので注意が必要です。

合わないドッグフードが原因

犬も胃腸の強さには個体差があり、何を食べても(時には人のご飯をつまみ食いしても)良いうんちが出るという犬もいれば、ちょっといつもの違うおやつを貰っただけでお腹がゆるくなってしまう犬もいます。

穀類や食物繊維が多く含まれたドッグフード

穀類や食物繊維は犬にとって消化しづらいものです。

消化器官の弱い犬にとっては例え市販のドッグフードであっても、穀類や食物繊維が多すぎて合わないことも…。

お肉を多く含むドッグフードや、プロバイオティクス配合のドッグフードに切り替える、乳酸菌サプリメントや無糖ヨーグルトを加えるなどの対策がおすすめです。

急にドッグフードを変える

これもお腹の調子が悪くなる原因として多いものです。

せっかく良いフードを買ったのだからすぐにでも切り替えたくなってしまいますが、急に全量を切り替えると食べ慣れないものに犬のお腹はびっくりして下痢をしてしまうこともあります。

ドッグフードを切り替える際には1週間くらいかけて、少しずつ古いドッグフードを減らしていき新しいドッグフードの割合を増やしていくようにしましょう。

ドッグフードによるアレルギー

犬のアレルギーの4割はドッグフードの中の成分などの食物アレルギーだと言われています。

  • 目の周りの赤み
  • フケや痒み
  • 下痢
  • 嘔吐

など一般的に言われている皮膚症状の他にも、アレルゲンとなっている成分が通る消化器官でも炎症が起き、下痢や嘔吐といた症状を示す場合もあります。

予防策としては穀物不使用のドッグフードに切り替える、単一たんぱく源のドッグフードにして1袋なくなるごとに違うたんぱく源に切り替えローテーションを組む(同じたんぱく源のものばかり食べ続けないようにする)などがあります。

しかし既に何かにアレルギー反応を起こしている場合には、その原因を特定してアレルゲンとなる食材を含まないドッグフードに切り替える必要があります。

愛犬のウンチが臭い原因は腸とドッグフードにあり!

犬も食べ物によってウンチの臭いや状態は大きく変化します。

ドッグフードを切り替えるとその違いはとても顕著です。

ウンチが臭くなってしまう原因は

  • 消化器官が弱く腸内環境が悪い。
  • 消化しづらい成分である穀類や植物性たんぱく質の多いドッグフードをあげている。
  • 質の悪い油でコーティングされたドッグフードをあげている。
  • ドッグフードが酸化している。
  • ドッグフードの添加物が多い。

など様々です。

消化の悪いもの、質の悪いものを多く食べていれば腸内環境が悪くなり、それに伴ってウンチの臭いもきつくなってしまいます。

愛犬のウンチの臭いや硬さを改善する

ウンチは毎日のことですから出来れば臭いや硬さを改善したいものですよね。

腸内環境が悪くなり、悪玉菌が増えるとアンモニアなどの毒素が増えてウンチの臭いの原因となるだけでなく、体全体にも悪影響になります。

愛犬の健康のためにも腸内環境が良くなるドッグフードを選択してあげましょう。

  • 小麦、大豆、とうもろこしを含むものは避ける。
  • 人工添加物入りのドッグフードは避ける。
  • 動物性たんぱく質が主原料となっている。
  • プロバイオティクス配合だと尚良い。

その他にも乳酸菌や消化酵素のサプリメント、無糖ヨーグルトをひと匙加えてあげるのも効果的です。

逆に便秘気味で困っているという場合には消化吸収しづらい水溶性食物繊維が多いドッグフードを選ぶか、食材を加えることでウンチが柔らかくなります。

ウンチの健康は体の健康

良い状態のウンチは腸内環境が整っていることを意味し、また愛犬の健康にも繋がります。

愛犬の腸を健康に保つためにも、きちんと成分を把握してより良いドッグフードを吟味してあげたいですね。